2007-03


TITLE: 栄誉ある孤立の中でなら 殉じたって構わない

DATE: 2007/09/07 07:48

罵声の蔓延る世界の中で
侮蔑の生い茂る世界の中で

蹲るの
何も聞こえない所で
蹲るの
何も見えない所で

近付くのは許さない
染めるのは許さない
悪意なんかに感化されたりはしない

お前が醜く失墜していく世界で
私は いっそ誇り高く死んでやろう
私の品位と信念を けして誰かに売り渡しはしない




TITLE: 大事なことには気付かないまま 知らずに冒涜し続ける

DATE: 2007/09/10 04:06

首を斬った女神は 涙を流しているだろうか?
傲慢な裁きの使徒さえ 愛を持っているのに
一塊りの仁義では人は動かない

貴女の愛した魂は 今も卑怯な手段で足止めされて
遅々として進まない 偽りの贖罪を背負わされているよ

濡れた手で掬い上げるなら どれだけ沢山の芥が掴めるだろう?
貴女が命を賭した神聖なる制度は
愛を理解しない暴徒共に食い荒らされて 形骸と化した


貴女が流させた血は 寧ろ貴女の愛する存在を苦しめたよ
阿鼻叫喚ですらない深淵の絶望が 恐怖さえ許さずに攫っていく

身体を亡くした女神は 涙を流しているだろうか?
冷酷なる断罪の使者でさえ 愛に身を呈すのに
一通りの忠義では人は死なない




TITLE: 深く昏い 絶望の世界を あなたは知っている?

DATE: 2007/09/12 04:54

あなたを傷付けて傷付けて殺して
でもあたしは新たに生まれていく 次から次へと

あなたの知らない世界で 生まれて
あなたの知らない世界で 生きてきた

ねぇ 勘違いしないで?
あなたはあたしの痛みを 1ミリだって理解することは出来ない
あたしがあなたの苦しみに ほんの少しだって共感出来ないのと同じように

あなたが知らない世界に 生まれて
あなたが知らない世界に 生きてきた

きっとあなたでは あたしに勝てない




TITLE: それを非難する権利なんて あなたには無いよ

DATE: 2007/09/23 01:19

何を今更怯えているの?
あたしの手は ずっと前から血に塗れていたよ

何を今更怖がるの?
あたしはずっと前から 正気なんかじゃなかったよ

あなたが知らなかっただけで
気付かなかっただけで
見ようとしなかっただけで

ずっとずっと前から
あたしは 屍を 踏みしめ蹴散らし歩いて 生きてた




TITLE: 私の後ろに何があるのか、なんて 知る必要も無いのに

DATE: 2007/10/04 17:58

哭きながら撃ち殺す姿を
あなたは知っている?
血に濡れながら哭く姿を
あなたは知っている?

生きる為に
生きる為に、
殺したの

泣き喚く自分を
命乞いする自分を
無慈悲に無情に
"要らなかったから"

強制されたわけじゃない
誰に言われたわけでも。
哀しいことと言うわけでもない

それは ただ
あなたが知る必要の無い、絶望




TITLE: あなただけが わたしを生かすのです

DATE: 2007/10/16 02:15

あなたを傷つけるものすべてを殺してやりたかった。
あなたを罵るものすべてを消してやりたかった。
あなたを貶めるものすべてを滅ぼしてやりたかった。
何故あなたが否定されなければならないのか、声を上げて糾してやりたかった。

あなたを失う事が怖かったんじゃない、
ただあなたを見殺しにするのが嫌だった。
あなたの為に死にたかったわけじゃない、
ただあなたに命を懸けたかった。
あなたを助けたかったわけじゃない、
ただあなたと共に戦いたかった。
わたしの関知しないところで あなたが死んでいくのを、許せなかった。

い と し い ひ と 、

ほかの誰があなたの敵となっても、わたしはあなたの手足となり盾にも矛にもなると、そう誓いましょう。
わたしの持つ力はすべてあなたのもので、あなた以外の誰の為にも、わたしは力を振るいません。
あなたのすべてに懸けて、わたしのすべてを あなたに賭します。




TITLE: 嗤えばいい、それでも私は立ち上がる

DATE: 2007/10/28 02:09

後悔するのは私ではなく あなただよ
悔いればいい、遊び半分で手出ししたことを

生半可な害意で どうにかなるとでも思ったの
私は手加減もしなければ 情状酌量もしないよ
私を穢そうとするものを 私が許す筈なんて無いでしょう

確かな悪意で 殺すつもりで
そうじゃなければ リスクが高すぎて釣り合わない

私が流した分の血は 必ずあなたにも流させる
復讐なんてナンセンス?そんな慈悲の心は持ってない

今更怯えたって もう、遅いんだから ね




TITLE: 私はそれを 哀しいとは思わない

DATE: 2007/11/22 01:06

私の幸せを思うなら、笑って
それが哀別ではないことを悟って

生きることが幸せだなんて、思えなかった
「きっと楽しいことがあるはず」でも
私に楽しむ権利は無いので。

全ての情動が邪魔でしかなかったから
私は全部捨てるしかなかった

ただ それだけの、ことだよ




TITLE: 断罪しなさい。その手で、その身で、その魂で。

DATE: 2007/11/24 04:35

泣きながら嗤うんだ。全て下らないと。
誹ればいい。何度でも、誹ればいい。

改心したところで罪は消えない。
悔いたところで過去は変わらない。

君に見逃す術は許されていないよ。
情けなんて、どの口がそれを言う?

摘(つ)むべき覇者が 躊躇など、してはいけない。
正義を敷けよ、この世界の隅々にまで。




TITLE: 試練を乗り越え続けてやったりなんかするもんか!

DATE: 2007/12/09 02:55

許されないことは知っているよ。
だから、弁解はしない。釈明はしない。
私は私を守るだけ。

あなたに許される為に生きてるんじゃない。
あなたに愛される為に生きてるんじゃない。

命乞いなんてしてやらない。
恩赦なんか求めてやらない。
可愛げのある行いなんかしてやらないよ。
精々目障りに感じていればいい!

あなたの 理想なんて、知らない。


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