2008-01


TITLE: 断絶、若しくは

DATE: 2008/01/23 23:18

苦しんで苦しんで僕が死んだら、君は笑ってよね。やっと楽になれたんだねって言って笑って。楽しいことなんて大して無いんだよ。どうせほとんどが虚構で相容れないものなんだからさ。触れられないものばかり愛しているよ。僕は少しの喜びや幸せと引き換えに、たくさんの苦しさや痛みをお払い箱にします。過去の記憶なんて関係無いんだよ。全ては過ぎ去ってしまったことで、そもそもあんまりちゃんと覚えてないんだから。生きていればあるはずの嬉しいこととかには、特に興味がありません。僕が知覚できるのは、今あることだけなので。
引き留めないでね、どうせ僕は立ち止まらないから。僕に君の手を振り解かせたりしないでよ。違う、君が楔たり得なかったワケではなくて、僕が掴まっていられなかっただけだ。どうか「愛してる」は、僕が本当に無垢な存在になった時に言ってください。




TITLE: 警告はしたんだから、どうなったって文句言わないでよ

DATE: 2008/01/30 00:56

ごめんなさい、近寄らないで。
あたしはなりふり構わないから。問答無用で切りつけるから。
ごめんなさい、踏み込まないで。
あたしは許せないから。何も愛せないから。排除するしかないの。
ごめんなさい、触れないで。
あたしは拒絶しかできないから。損なうことしかできないから。

もう近付かないでよ。
あたしを悪者にしないでよ。あたしに何も考えさせないで。
あたしに憎ませないで。あたしに嫌わせないで。
あたしに傷付けさせないでよ、もう、あたしを、貶めないで、




TITLE: それさえなければ十分でしょう?

DATE: 2008/02/04 01:59

絶望の歌を歌って、万歳三唱。
世界が息の根を止めますように。

大丈夫、大丈夫、
誰も哀しまない。誰も苦しまない。誰も痛くなんかないよ。
つらいことなんて、ひとっつも無いんだから!




TITLE: 呑み込む朱

DATE: 2008/02/12 00:22

この唇は許されていない。
助けても痛いも、声にすることはタブー。
生まれてきてごめんなさい♪って口ずさむのが精一杯。

噛み合わない全部が起爆剤なんだよ。
少しでもバランスを崩せば引火します。
毎日毎日ガソリンを浴びて、その時を待ってる。

笑ってあげる。笑ってあげる。
君の呪いも、君の恨みも、君の憎しみも。
君の爪は僕を傷付けられません。君の爪は僕に掠りさえもしません。
笑ってあげる。笑ってあげる。
叶わない君の呪詛も、敵わない君の怨恨も。

傷付く様を見て、痛む様を見て、それでも僕は何も言わないよ。
頽れる様を見て、涙を流す様を見て、それでも僕は笑うんだよ。

刻まれた呪いが、押された烙印が、全てを拘束しますね。
訴えられないのなら、それは存在しないも同じこと。
それで良いのです。




TITLE: 無題

DATE: 2008/02/27 13:40

ねちねちねちねち正気を失うまで嬲り尽くしたい。
あげたいでもやりたいでもないの、あれに対する奉仕の感情なんて少しも無いよ。あれには愛情なんて加虐性のやつだって向けたくないんだよ。歪んだ愛情さえ注ぎたくないの。同情すらしたくないんだからさ。
発狂して命乞いして恐怖して嫌悪して、僕に対する愛情なんて気色悪いもの、放棄しちゃってよ。どんなに命乞いしても僕は殺し続けるけどね。
泣き叫んでみてよ、罵り喚いて。無様に這いつくばってみっともない醜態を晒してください。
裏切りだなんてそんな、あなたと僕の間に何かがあると思ってたの?可哀相な奴だね、どれだけ現実を見つめられてないのさ。
いっそ木偶になってガラクタになってせめて邪魔なものから不要なものになってくれないかな?どんな影響も及ぼさないでよこの世の何にも。
傷付いたんなら泣いて詰れば良い、笑顔で切り捨ててあげるから。
今更どうなったって遅いんだよ、あなたがどういう変化を遂げようが、要らないものに変わりはないの。だってあなた役に立たないんだもん。
ねぇ、邪魔しないで?あなたは害悪でしかないの。




TITLE: 利益が無いことなんて誰もしない

DATE: 2008/02/27 13:43

空虚な言葉だ。
全部無駄で、届かない。
空回りして過熱して、最後には意味無く燃え尽きる。
有用性は無い、すべてがすべてに不干渉で、存在すら感知されることはない。

悪ですらない。
何の働きかけも有していない。
血を吐く程の嘆きも、声が嗄れる程の訴えも、すべて嘲弄に終わる。
取るに足らない存在の、痛みや悲しみなんて考慮すべき項目ではないのです。
利益を産み出さない存在の、貢献しない存在の、傷みや哀しみは、すべて黙殺と暗黙の了解で、発生した事実すら湮滅される。

どれだけ言葉を尽くして語っても、どれだけ精魂込めて説き続けても、耳を傾けられさえしない。
当然のような顔をして弱者救済を謳いながら、強者は平然と弱者を見くびり侮る。
弱者に発言権なんて無いよ!




TITLE: つまらないことです、全部。

DATE: 2008/02/27 13:49

生きていてごめんなさい、とか、生まれてきてごめんなさい、とか、そろそろそう言ってその痛みに酔うのにも飽きてきました。どうせ何度謝罪しても真に罪悪感を感じることなんて無いのに。
あたしを生んだのはあたしじゃないし、あたしを生かしたのもあたしじゃないよ。
いい加減言い訳するのも面倒になってきたけど、だからと言って何を話したいワケでもない。何も語りたくない。語るべきことなんて無い。吐露する必要性のあることなんて一つも無い。




TITLE: 意味の無いことを、わざわざする必要は無い

DATE: 2008/02/27 13:51

悲しみを語ることに意味なんて無い。
どれだけ私が悲しいかなんて、結局はどうでも良いことです。
私がどんな悲しみをどれだけ得たか、そんな情報は何の役にも立たないのだから。
私が泣いても痛がっても、あなたには何の関係も無い。損にも得にもならない。
だから、私が何故笑うのか、何故憤るのか、何故語るのか…そんなこと、あなたが知る必要は無いのです。どんな感情故のその行為か、そんなのはあなたは知らなくて良い。
私の傷に気付く必要は無いし、気遣う必要も無い。あなたはひたすらに愚鈍であってください。




TITLE: だから、気に障るようなことしたら呪うんだって。

DATE: 2008/03/18 01:40

世界の片隅で呪詛の言葉を呟くよ。
早く死んでね。早く死んでね。
損なうものなんて皆消えてしまえば良い。
これ以上の流出なんて許さないよ誰であろうと。
気を配れないなら死んで。配慮出来ないなら死んで。思い遣れないなら死んで。
何も考えてないならやっぱり死んで。
この仮面を剥ぎ取ろうとするなら死んで。この仮面を壊そうとするなら死んで。
浸食しようとするならやっぱり死んで。
プライドを傷付けられたら根に持つよ。侮辱したら怨むから。
醜い凡愚共は皆死んで。浅はかな短慮共も皆死んで。
僕の機嫌を損ねないでよ本当に。




TITLE: 全部 必要のないこと

DATE: 2008/03/28 00:51

私に権利を主張する資格なんてあると思ってるの?
全部秘密です。私の本心なんて誰にも教えない。
乖離すればいい。全て邪魔です。どれだけ吐露し合っても同化なんて出来ない。
知ったかぶりをしないで。知ったふりをしないで。お前と私は同じ次元には存在してないんだよ。
お前の正義なんて倫理なんてどうでも良いんだよ、泣いて叫んで怯えて縮こまれよ。
私を暴虐の狂人として恐れていればいいよ。
お前が苦しむ様を眉一つ動かさずに見守っていてやるよ。泣き叫ぶ様を微笑みすら浮かべて見守ってやるよ。
命乞いするお前に、最大の恐怖を植え付けながらトドメを刺してやるから。
そして呪詛にでもなってみればいい。私を呪い殺そうとでもしてみればいい。
そんなお前を私は軽く捻って喰らってやるから。お前みたいな浅くて軽い怨念が、私に傷一つ付けられるはず無いよ。
圧倒的な力の差に打ち拉がれればいい。泣き喚いてこの世の不公平さを嘆けばいい。お前の悔しさも啜り泣きも全て私の糧となる。
私の感じる絶望と、お前の感じるそれが同じなわけはない。勘違いするな思い上がるな調子に乗るな。
お前が私の足を引っ張っても私はお前を足蹴にするし、お前が私の罪を罵っても私はお前を気にも留めないよ。
私への裁きはお前にわざわざ下されるまでもない。お前みたいな下衆はそこらに這い蹲って無為な呪詛を口走ってるのがお似合いだ。




TITLE: 温情も慈悲も 虫酸が走るよ

DATE: 2008/03/31 22:47

さて。
要らないのです、何も。
喜も怒も哀も楽も、何一つ要らないのです。
全てが私を疲弊させる。
もう何も聞きたくないしもう何も喋りたくない。
全部の音が、要らない。

お前の笑顔が要らないよ。お前の声が要らないよ。
お前の体温が要らないよ。お前の存在が要らないよ。
ため息も呟きも全部要らない。

お願いだからもう放して。
お願いだからもう生きろなんて言わないで。
呪詛でしかない呪詛でしかない呪詛でしかない。それは呪詛でしかない。
もう私を、肯定しないで。


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