TITLE: 終わればいいよね、どちらでも良いから。そうしたらこの深淵も消えるのに。
DATE: 2009/02/11 03:27
けして届きはしない声を張り上げて、ただ一人、虚しく萎れていく。
疑いようもなく崩れていく精神をぼんやりと眺めながら、薄く嗤う。
お前なんて要らないのさ、結局はこの世界に。どうして生きているの?
膝を抱えて、唇からは爛れた呪詛を垂れ流し世界を汚染する。
気付けないまま腐っていく世界を、ほくそ笑みながら見つめて哀しむ素振りをする。
憂う振りをして喜び、幸せを願う振りをして破滅を呼び込む。
誰も何も要らない、声も温もりも息遣いも。
歪な人間共に愛情を見出せず、ただただ失望していく。
融けて消えるのは世界が先か、この身が先か、愉しみながら目を閉じる。
どちらに転んでも、私の勝ち。
TITLE: 手を伸ばすなら、引き摺り込んでしまうよ
DATE: 2009/02/25 05:14
心を殺して、感情を殺して。
漏れ出るなんて許さないよ、何ものも。一滴も。
残らず殺し尽くしてあげるんだから、私を構成するものなんてすべて。
君が何と言おうと罪は罪だし、屑は屑で、塵は塵だよ。
この存在の罪深さなんて、業深さなんて、誰よりも何よりもこの私が知っている。
君の知る私の一部で、君が私を断罪出来ないように、君は私を赦免することも出来ない。
君がどんなに許しを請うても、私は私を許さないし、私は私を殺すよ、過たず。
誰が泣くとか傷付くとか、そんなことはどうでも良いの。
それらを気にしない私に失望して、改めて罪を詰れば良いんだよ。
私以外の誰かなんて、私の消失に気付かずに老いていくし、君は私の血と肉に塗れて途方に暮れれば良いんだから。
君が泣く前でけたたましく笑いながら崩壊してやろう。まざまざと。
TITLE: 重き荷よ、消えよ
DATE: 2009/08/25 05:12
泣くべき事柄なんて一つもなかったよ。
あるがままになるがままに。還るべき所に還るだけなのだから。
言うべき事はGood luck、ただそれだけだろう。
今日は良い天気だよ。
風は涼やかだし空も青く鳥が飛んでいる。
空気ももう秋の気配を帯びているし。
佳い日だね。佳い日和だね。
ああどうか。どうかどうか。
この一歩が、解放の一助となりますように。
解放の一端となりますように。
TITLE: そして腑抜けは最期に笑う
DATE: 2009/09/17 03:58
[ それ ] が何なのか、私は知っている。
終焉の前触れ。
断罪の一片。
逃れることを許さない、絶対の通告。最期通牒。
素知らぬふりをして笑う。
何も知らない振りをして、いつも通りに。
逃れられないことを知っている。
逃れるつもりもないのを知っている。
しかし逃れようと思うなら、割と容易く逃れられることも知っている。
自己犠牲ではなく自己満足。
何にも気付かないふりをして、お前の目の前で死んでやる。
破り捨てて、全部。
どちらに転んでも、私の勝ち。
TITLE: 悲愴に彩られた振りをして その実華麗にescape
DATE: 2009/09/29 04:03
絶望の香りをpresent for you.
涙を流さずに泣いて。いっそ笑って。
繰り返し繰り返し損なわれた魂はやがて風化し始める。
どんな慟哭も、どんな怨嗟も、渦を巻くだけ巻いて結局誰の耳にも届かない。
抱えるしかない罪は、日毎膨らみ泣きじゃくる。
業を置く場所は無い、預ける手も無い。
両手はふさがって、どんなに目を背けても音を遮断することは出来ない。
咎の在処を泣き喚いて主張する、だから忘れることさえ出来ない。
けれど罪業を、確と掴んで離さないのは正しく己自身の手であった。
全てを否定し、全てを裏切り、全てを拒んで、罪人面して絶望ぶる。
苦しい振りして歩むのは、一番楽な、容易き逃げ道。
TITLE:ビヨンド オール ホープ
DATE: 2009/12/16 07:23
死んでいくもののさだめ。全部失われてしまう。何もかも。声なんてどこにもない。死のうと決めて何年が過ぎた?どれくらい無為に生きている。
還元できない非生産的な消費一辺倒の
どうせ伸ばしても届かない腕だから、こちらから切り落としてやった!これでもう苦しまなくて済む最初から無いなら掴もうと躍起にならずに済む希望が無いなら縋らずに済む
声 さ え
枯らして
声が無いなら呼ばずに済む叫ばずに済む嗚咽を聞かれないで済む
どんなに嘆こうとも
暗闇から伸びる手を取って諸共に蕩けてしまえたら
原型をとどめずに私を失えたら
いっそ 幸せなのに
私を生かそうとしないで
私を留めようとしないで
私を世界に縛り付けないで
遠いんだ。すごく、すごく。社会の何もかもから。世界の何もかもから。遠いんだ。
遠いんだよ。
隔たりしかないんだ。世界に、繋がれない。拒絶反応しか出ない。端子の形が合わない。
あなたが 遠 い